2020.05.26更新

本日は腫瘍マーカーについてお話しさせていただきます。
腫瘍マーカー検査は採血で行う、癌の可能性を示す指標検査になります。
身体のどこかに癌が出来ると、正常ならわずかにしか存在しない物質が血液や細胞組織、排泄物などの中で増えてくることがあります。
言い換えるとそれらの物質の増加をとらえることが出来れば、癌が出来ていることの証拠になります。このような物質を「腫瘍マーカー」と呼び、癌から出てくる物質と癌が出来たことに反応して細胞組織がつくる物質の2種類があります。
この検査は腫瘍のスクリーニング検査の1つとして広く行われているほか、癌の診断や、その治療中の病気の経過観察にも活用されています。
腫瘍マーカーの種類はたくさんありますが、そのほとんどは特定の癌に対する特異性が高くありません。つまり腫瘍マーカーのどれかが異常値を示したとしても、それだけで癌が存在する診断をつけることはできません。
たとえばアミラーゼは膵臓がんの腫瘍マーカーの1つとして活用されていますが、膵炎などでも血中濃度が高くなるというように癌以外の病気が原因で異常値を示すものが腫瘍マーカー中にはいくつもあります。
腫瘍マーカーの異常値が癌の存在を示す明確な証拠にはなりません。スクリーニングを目的に腫瘍マーカー検査を実地した場合、異常値はそのマーカーにかかわる臓器に癌が発症している可能性を示唆しますから追加検査を行い、癌が実際にできているか、できていればどの臓器かを確認し、精密検査によってその病態を調べ、確定診断を得る必要があります。
また、あらかじめ特定の臓器に癌が出来ていることが推測されていて、腫瘍マーカー検査を行うこともあります。
検査によって異常値が示唆されたら、確定診断のための手がかりの1つとします。
なお腫瘍マーカーが癌の存在を示しているとは限らないのと同様に、異常値が見つからなければ癌が存在しないという確かな証拠にもなりません。
これは癌がある程度進行しないと異常値を示さない腫瘍マーカーが少なくないからです。
腫瘍マーカーの検査はあくまでも補助的な検査となりますので、腫瘍マーカーの検査結果だけをみて一喜一憂するのは避けた方がいいでしょう。

 

投稿者: 二子玉川メディカルクリニック

ご予約方法

空き状況がわかる24時間WEB予約が便利です。 空き状況がわかる24時間WEB予約が便利です。
WEB予約はこちらWEB予約はこちら
top_btn02_sp.png
お問い合わせはこちらお問い合わせはこちら
人間ドック 人間ドック 空き状況がわかる24時間WEB予約 団体様向け人間ドックのご案内 企業健診のご担当者様へ 各種健診コース 人間ドックのご案内 トラベルクリニック 二子玉川メディカルクリニック 信頼できる医療機関を探せる Medical DOC