今回は消化器がんの遺伝子検査であるマイクロアレイ検査を紹介いたします。
マイクロアレイ血液検査とは??
体内では、日々がん細胞が発生していますが、免疫細胞の働きにより排除されています。
この免疫細胞が活動する際には、mRNAという物質により適切なタンパク質が作られます。mRNAは数万種類あることが知られており、がん細胞があるときには数千種類が特定のパターンで発見することが明らかになっています。
マイクロアレイ血液検査は、mRNAを測定して消化器がんのリスクを調べる検査です。
対象となるのは胃がん・大腸がん・すい臓がん・胆道がんです。4種のがんの有無についての感度・特異度は90%を超えており、高い精度で判別を行うことが可能です。
がん活性化→がん認識→援軍要請→免疫増加→攻撃命令→攻撃→がん死滅
本検査では、攻撃命令の段階を調べることで「かん」に有無を判断します。
マイクロアレイ血液検査の特徴
高い感度…9割の感度で消化器がんを発見
簡単な検査方法…5.0ccの血液を採取するだけ
同時に検査できる…4つの消化器がんを同時に検査できる
安心の検査方法…X線の被ばくがありません
報告レポートのイメージ
マイクロアレイ血液検査は3段階の分析を行い、各がんのリスクを判定しております
1. がん・炎症により変動する2,665種のRNA発現量
2. 消化器がんにより変動する21種のRNA発現量
3. 各臓器のがん症例のRNAの発現パターン
気になる方は、どうぞお問い合わせください。