こんにちは!
本日はLDLコレステロールについてのお話です。
LDLコレステロールは、俗に「悪玉コレステロール」と言われていて、健康診断の結果で最も気がかりな数値…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これに対して、善玉コレステロール(HDLコレステロール)という検査値もありますね。悪玉と善玉… 全く別物のコレステロールの種類…というわけでは、実はありません。働きが異なるために、呼び分けられている、コレステロールの仲間です。
・悪玉コレステロール(LDLコレステロール):血液中のコレステロールを全身の各細胞に届ける
・善玉コレステロール(HDLコレステロール):血液中の余分なコレステロールを肝臓に運び貯蔵する
〇LDLコレステロール 基準値:65~139mg/㎗
LDLコレステロールが高い場合、コレステロールが血管内や各組織に多い状態と言えるので、動脈硬化が進行している恐れがあります。一方で、低値が継続しているような場合には、血管壁が弱くなることもあり、脳出血などの原因となることもあります。
LDLコレステロール値が高値の場合、食事療法が大前提です。食生活の偏りに心当たりがある方は、ぜひ今日から普段の食事やお買い物の際には、メニュー表や食品の裏面の栄養成分表示を見る癖をつけ、脂質がどの程度含まれているのかチェックをする、他に代替できる食品や調味料がないか探す、など、できることから始めてみましょう。
次の検査時には何かしら変化が期待できるかも…しれません。
※家族性高LDLコレステロール血症の場合は、食事療法の効果はあまり期待できず、治療が必要なことがあります。
ご参考にされてみてください。