2020.05.11更新

当院では、エラストグラフィーの検査も行っています。
TOSHIBAのXario200を用いて、超音波検査をするときにエラストグラフィーを行います。
エラストグラフィーは加圧による歪み(strain)をみるstrain elastographyと剪断波の伝播速度を測定するshear wave elastographyに分類されます。
超音波の機械にプラスされた機能で、従来の超音波の検査でわからなかった「腫瘤の硬さ」や「肝臓の線維化」を判別する検査です。
硬いと色は青く表示され、肝臓の線維化が進むと腺の間隔が広くなり、色が粗になります。
また、機械が色を数値化します。
strain elastographyでは、検査部位を数回圧迫することで組織の硬さを調べます。
乳腺超音波検査で腫瘤があった際などによく用いられ、腫瘤が硬いと悪性度が高いと言われています。
肝蔵の線維化や硬さはshear wave elastographyで調べます。機械を右の肋間に当てて検査します。
慢性的な肝疾患では線維化が進展すると組織の硬度が増し、発癌リスクが増加します。そのため、shear wave elastographyで肝蔵の線維化を調べるのは極めて重要です。
当院では1.88m/s以下を正常値とし、線維化の数値が2.23m/s以上で肝硬変と診断しています。
肝繊維化の進展を防ぐことで、肝硬変や肝細胞癌の予防に繋がりますので非常に大切な検査です。

 

 

投稿者: 二子玉川メディカルクリニック

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