人間ドックでの糖尿病の検査はどのようなものですか。
2015.04.12更新
人間ドックの糖尿病の検査は、空腹時の血糖値でスクリーニングされます。ただし、糖の代謝が悪くなった初期では、空腹時の血糖が正常でも、食後に血糖が高くなる傾向にあります。この点を補う検査項目の1 つが、ヘモグロビンA 1 c (HbA1c) です。これは、血液中の糖が、赤血球の膜を通って、ヘモグロビン(赤色素) に結合したものです。このHbA1cは、採血した時点から、1~2 ヶ月前からの血糖値の平均を反映しています。このため、空腹時の血糖値が基準範囲でも、ヘモグロビンA 1 c が高い場合、放置すると、糖尿病を発症し、動脈硬化の進行に伴い脳梗塞や心筋梗塞などの重大な疾患につながりますので注意する必要があります。
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